問題を理解できない一番大きな理由は 説明が長い ことです。
説明が長いと子どもの集中力は途切れ、 「分からない」 と感じてしまうのです。
私も未熟な新人時代は大人に説明するように長々と説明して、分かりやすい説明をしていたつもりでいました。
「この問題は○○だから~~ということだよ。分かるよね?」
しかし子供の反応は、まったく良くありませんでした。
子供は、ぽかーんとした顔でこちらを見ています。
何とも言えない、かみ合わない雰囲気が漂っています。
「どうすれば理解してくれるのだろう?」
「こういう方法で解説してみてはどうだろうか?」
悪戦苦闘する日々が続きました。
あきらめずに試行錯誤し続けました。
そして子供の理解できるペースや言葉づかい、図の書き方があることを発見しました。
小学生の子どもは耳から得た情報を整理して理解するのが、大人ほど得意ではありません。
小学生の子どもは目で見たことを理解する年齢です。
プロ家庭教師はパッと見ただけで理解できる、シンプルな解説にこだわっています。
言葉での説明を簡潔にまとめ、図のイメージで理解していただきます。
独自の解説方法で指導するようになって、生徒から「分からない」という言葉を聞くことがほとんどなくなりました。
毎回の授業で手ごたえを感じています。
事実、授業で扱った問題は、ほぼ完ぺきにできるようになっている生徒様が多いです。
子供も、できて当たり前のような顔をしています。
シンプルな解説による理解と定着率の高さを実感していただいているご家庭が多いです。
簡単な雰囲気で解説して、お子様も簡単に理解しているので、簡単な問題を解いているように感じます。
これも指導技術のひとつです。
難しいと思うと難しく感じますし、簡単な雰囲気を演出すれば、実際に難問を簡単に解いてしまったりもします。
初めは「算数が苦手で・・・」と自信なさげのご家庭でも、いつのまにか「算数が最近、一番得意になってきました」と会話の内容が明るく変わることもよくございます。
家庭教師は教えるプロです。
お子様を必ず理解させる技術を持っています。
受験勉強は階段を一段ずつ登るようなものです
志望校合格という高い目標を目指して、受験生は日々、受験勉強という階段を登り続けています。
勉強が得意な方も、苦手な方も、目標は違えど、目の前の階段を登り続けていることは同じです。
するべき課題をこなしていくことが大切です。
しかし、高すぎる目標設定や多すぎる課題を設定される場合は言葉遣いに最大限に注意する必要がございます。
「偏差値が○○足りないので志望校をあきらめなければならない」というわけではございません。
「こんなんじゃ○○中学なんて到底ムリ。どうするの(怒)」
と非難することが問題です。
それが、勉強嫌いや苦手意識の原因となります。
やる気と自信を無くし、勉強しなくなり、かえって成績が下がります。
小学生の幼いお子様は自分で長期的な目標設定することが苦手です。
高い目標を実現可能な小さなステップに小分けする工夫が大切です。
実現可能な目標設定はモチベーションを高めます。
「この問題と、この問題は計算ミスしてしまったけど、もしできてたら○○点上がったんじゃない?」
「そうしたら偏差値も○○上がるよ。」
「すごくない?」
「次はがんばろう!」
このような声掛けを毎回行うことが大切です。
モチベーションが高まれば自然と良い結果は後からついてきます。
そしてさらに高い目標を目指してがんばっていきます。
適切な目標設定は、お子様が、「がんばったらなんとかできそう!」と思える目標です。
中学受験は大学受験以上に難しいと考えています。
それは、中学受験の入試問題が難しいというだけではありません。
中学、高校を通して身に着けていくべき学力を、まだ幼い発達段階にある小学生に求めるという理不尽な状況が、中学受験では当然のようになっているからです。
中学受験でするべき課題は山のようにございます。
しかし、受験対策の最善の策は、お子様のペースに合わせた学習です。
計画通りにうまくいかないのであれば、それは計画自体がお子様の現在の正確な学力に基づいた学習計画ではない可能性がございます。
正確な現状分析にもとづいた学習計画でなければ成功はございません。
焦って無理に急がせても、つまづいて倒れるだけです。
理解できたつもりでいても、テストになるとできない方もおられます。
宿題に追われる時にこそ、基本に立ち返り、自分で解けるようになるまで問題にじっくり取り組むことが大切です。
じっくり取り組んで養われた思考力は、初見の問題を解く応用力につながり、思考回路も整理されて、問題を解くスピードも速くなります。
中学受験では多くの情報が錯綜します。
何をするべきか分からなくなる時もございます。
そのような状況でもプロ家庭教師は、お子様の本当の学力を伸ばすことだけを考えています。
本当の学力は理解と定着を固めることによって培われます。
その大切さに気づいておられる方が、中学受験で成功します。
本当の学力をつけることは、砂場で砂山をつくるのと似ています。
高い砂山をつくるためには、多くの砂でしっかりとした土台を築くことが必要です。
土台がなければ、積み上げても崩れ去ります。
しっかりとした土台を築くことができれば、高い目標に到達できる学力を身につけることが可能になります。
また受験勉強は跳び箱にもにています。
跳び箱は低い段数から初めて、徐々に段数を高くしていき、自分が跳ぶことのできる段数の限界に挑戦します。
しかし、いきなり高すぎる段数の跳び箱に挑戦すると、ぶつかってケガをしてしまいます。
プロ家庭教師は合否を分けるのは難問ではなく、基本・標準問題だと考えています。
基本・標準問題の土台をしっかりと築くことが、一番大切です。
土台が完成すれば、自然と入試で合格点が取れるようになります。
最難関中学に合格される方の共通した特徴は、基本・標準問題が完璧に自力で解けることです。
成績は日々の学習の積み重ねが結果として現れます。
テストの失点には必ず原因があり、そしてその解決策もあります。
小さな傷口のうちに、問題点を改善していけば、手遅れ になることはありません。
元塾講師の目線で、改善策をアドバイスさせていただきます。
細かい軌道修正が塵も積もれば山となり、受験という長期戦では結果に大きな差を生みます。