2023/1/22

浜学園の国語教材をなぜ家庭教師は使わないのか

浜学園といえば関西最大手の中学受験塾で、だれもがすごい塾という印象なのではないでしょうか?
 
実際にそうだと思います
 
また浜学園の算数の教材は日本一完成度が高いともいわれています
 
関西人としては、関東に算数の教材のレベルにおいて勝っていることにうれしく思います
 
浜学園の教材はすべて完成度が高いと思われがちです
 
しかし、どうも国語のプロ家庭教師は浜学園の国語のテキストをあまり使用したくない先生が多いです
 
むしろ浜学園のテキストを使うくらいなら別の市販教材を使用したほうが入試に必要な国語力がつくと主張する国語のプロ家庭教師が多いです
 
 
 
 
なぜ国語のプロ家庭教師は浜学園の国語のテキストを使いたくないのか説明していきたいと思います
 
 
 
 
大前提として、すべての国語の問題文の文章は、有名な作家が書いた本の一部です
 
本全体を通して作者が伝えたいことが伝わるようになっています
 
作者であれば当然、すべて読んでほしい文章です
 
 
 
しかし国語の問題を作成する際、その一部分を切り取って国語の問題を作成します
 
問題はその切り取る文章の長さです
 
入試問題であればある程度長い文章として切り取ります
 
しかし浜学園の国語のテキストは、原作から文章をあまりにも短く切り取りすぎています
 
もともとの著書に書かれている、本来読解に必要な前後の文脈が削られすぎています
 
国語は前後の文脈から論理的に読解していく科目です
 
しかし浜学園の国語のテキストは、あまりにも問題文が短いので、接続詞に注目して、前後の文章の関係を論理的に読解する内容が少なすぎます
 
長い文章であれば、起承転結・因果関係を含んだ文脈を論理的に解説することができます
 
例文を通して国語の読解技術の練習ができます
 
 
 
しかし問題文が短すぎると、問題文の中にそもそも読解するべき文脈がございません
 
短すぎる問題文では国語の家庭教師として教えたいことを教えることができません
 
だから浜学園の国語のテキストでは国語力をつけることができないと考える国語プロ家庭教師が多いのです
 
 
 
 
また入試問題は、設問のパターンが多いです
 
漢字の書き取り・接続詞・段落分け・正誤選択肢・記述などさまざまな出題形式があるのが一般的です
 
しかし、短すぎる問題文の文章では設問のパターンも少なくなります
 
また設問のパターンを増やすために、無理やり設問を作ることになります
 
本来であれば素通りされるべき箇所が設問になります
 
専門家からすれば
 
「なぜこんな問題をつくるのだろう?」
 
「このような設問で国語力はつくのだろうか?」
 
「入試問題でそのような設問が出題されることはない」
 
多くの国語の家庭教師はそのような文章を読ませるよりは、せっかく時間を使って国語の勉強をするのなら、入試問題のような長めの文章で「重要なテーマ・メッセージ性」を含んだ良質な問題を文脈に注意しながら読解をしたほうが、論理的に読む練習ができると考えています
 
それこそが国語力・読解力であり、公開テスト・入試問題で高得点がとれる力です
 
 
 入試問題というと、どうしても難しいというイメージがございますが、算数とはちがい、小5・小6の受験生であれば、国語に関しては、もう入試問題ができる段階です
 
「近畿の中学入試」という市販教材であれば、「小5編・小6標準編・小6発展編」と現在の国語力に合わせて選べます
 
 小6になれば算数の宿題が膨大になり、国語まで手が回らなくなることも多いです
 
国語は小5から入試対策ができるのなら、始めるに越したことはないと思います
 
国語は成績が上がりにくい科目だと言われていますが、逆に国語は下がりにくい科目でもあります
 
時間のある小5のうちに国語力をつけておけば、小6以降は算数など時間のかかる他の科目に集中できます
 
また国語が武器になれば、志望校の合格率も、ぐっと高まります
 
 
 
浜学園の国語の成績でお悩みの方は多いと思います
 
算数・理科とちがい浜学園の国語はテキストを復習すればよいわけではござません
 
浜学園のテキストの復習をしたとしても、国語の復習テストはできるかもしれませんが、公開テストになるとまったく歯が立ちません
 
浜学園の国語の成績を上げることは、算数・理科以上に難しいかもしれません
 
 
 
 しかし国語のプロ家庭教師の指導で、成績が上がりにくい国語の成績が上がることは珍しくありません
 
 
国語も専門家がきちんと指導すれば、ちゃんと成績の上がる科目なのです
 
ただ塾任せではなかなか、現状を打開することは難しく、プロの家庭教師の指導を受ける受験生もそれほど多くないので、「国語は成績を上げるのが難しい」というのが通説になっているように思います
 
実際に国語の家庭教師を受講されているご家庭は、高い割合で国語の成績が上がっています
 
それもある意味、国語に関してはまったく手をつけていない状況から、プロの指導を受ける場合、環境変化が大きいですので、成績の上がり方も偏差値10~15となる場合もございます
 
これは3科目・4科目の総合偏差値を底上げするレベルですし、1ランク・2ランク上の最難関中学に手が届くことになります
 
これは国語が急成長して武器になった成功例です
 
このような生徒様は実際に毎年おられます
 
国語の重要性に着目して対策されたご家庭の判断力が勝因だと思います
 
 
また国語力がつくと、算数の文章題・理科の長文問題の実力が同時に上がることになります
 
国語の偏差値が上がるだけではなく、それが算数・理科の偏差値を底上げすることにもつながるのです
 
 
国語は対策がしにくく、後回しになりがちです
 
しかし実は国語こそ、偏差値を上げて志望校合格を確実にするための、かなり重要な科目だとも言えます
 
 
誰でもできることではないかもしれませんが、このレベルの国語対策を専門としているプロ家庭教師が甲陽プロ家庭教師会には複数名、在籍しています
 
どの先生も毎年、すばらしい合格実績を出し続けている先生です
 
 国語を武器にして、志望校合格を勝ち取りたいとお考えのご家庭はご相談いただければと思います
 
 

関西トップレベルの国語指導技術!

 

★非常に話しやすく、ものごし柔らかな、人当たりの良い先生です 

受験が初めての親御様や人見知りのお子様も安心して打ち解けることでできる穏やかな雰囲気を持った先生です。 

さらに受験に関しては関西トップレベルの指導技術も持っていて、頼りがいもございます 

悩みにも親身に向き合い、無理せず、お子様のペースを大事にしながら受験対策を進めたいご家庭と相性が良いと思います 

指導可能科目
中学受験の国語・社会

講師歴

プロ家庭教師として15年目

合格実績

灘・西大和女子・洛南女子

神戸女学院10名 ・四天王寺(英1コース含む)10名 

東大寺2名 星光8名 西大和男子4名 甲陽2名 

 

【体験授業を受けられたご家庭の感想です】 

 

先日体験授業でお世話になりました。 

 

 先生親子共にとても話しやすい先生でした。 

 

 これから初めての中学受験で分からないことが多く不安に感じる中、受験校のことなど色々と相談をさせて頂きたいと考えているので、安心してお任せできそうだと感じました。 

 

 何より、息子本人が体験授業を終えた後、「めっちゃ楽しかった!分かりやすかった。」と大興奮でした。 

 

国語は先生に、家庭教師をお願いできたらと思います。 

 

 

 

【指導開始3か月後のご家庭の感想です】 

 

先生お人柄がとても温かい先生で、慣れないマンツーマン授業に最初少し緊張や不安があった息子も、今は安心して授業を受けることができているようです。 

 

ありがとうございます。

 

【家庭教師の先生のコメントです】

 

私の指導方針をお伝えします。 

 

★性格 

まず明るく誠実に。 

 

中学受験ですと大半が大手塾との併用ですが、 

過密なスケジュール、膨大な宿題で疲弊していることもしばしばです。 

 

厳しく声をあげる指導でなく、常にお互いが明るくなれるような指導をしています。 

 

宿題が出来ていないからと言って怒鳴るようなことはいたしません。 

 

同時に親御さんと一緒に熱くなることもありません。 

 

常に第三者の立場からのアドバイスを心がけています。 

 

 

★指導内容 

次に具体的に何をやるかですが、 

小6の生徒を前提としますと春から夏までは 

「近畿の中学入試」という入試問題集で入試問題の感覚を掴んでもらいます。 

 

大手塾のテキスト、模試は形式、頭の使い方が本番とは違うことが多いです。 

 

早い段階から実際の入試問題を使って底を固めていくのが狙いです。 

 

そして夏休み前後から志望校の過去問へ少しずつシフトしていくようにしています。 

 

大手塾では10月まで志望校の過去問を止められているところもありますが、10月からでは遅いと考えています。 

 

志望校の過去問は親和性のある学校もやってもらうことがあります。 

 

塾では常にそれを超える知識を教えていて過負荷を 

与えている状態です。  

 

その負担から解放してあげるのも家庭教師の役目です。 

 

全体としていろんな学校の入試問題で練習を重ね、 

夏休み以降志望校の対策に特化していきます。 

 

もちろん大手塾の生徒には公開テストの前後で対策を挟みます。 

 

あと最近特に感じるのは 

大手塾の「やらせすぎ」問題 

 

例えば馬渕教室では通常の講座に加えハイレベル講座、日曜特訓。 

 

 

そして、それぞれに宿題が出るという無理っぷり。 

 

完全な消化不良です。 

 

実際今年西大和に合格した男子が秋に精神的におかしくなりました。 

 

夏に講座をカットしたのですが、それでも算数の宿題が大量で消化できず、その後さらに講座をカットさせました。 

 

過剰に講座をとっている生徒には不必要なものは 

なるべくカットするようにアドバイスしております。 

 

算数系の家庭教師が付いている時も宿題の量を見ます 

 

(算数の家庭教師の先生は宿題多いんですよ笑) 

 

それを見て国語あるいは社会の宿題の量を調整します。 

 

基本的に私の宿題は次週に解説できる分だけしか出しません。 

 

長文にして2題前後。 

 

出して放っておくのは出した意味がなく、必ず全問チェックしています。 

 

大まかですが以上のような感じで指導しています。 

 

合格実績は上は中学をはじめとする、すべての最難関中学から下は...まであります 

 

大手塾基準で偏差値40台のボリュームゾーンの生徒をまず50にまで上げる。 

 

このあたりも得意とするところです。