入試問題というのは単純に偏差値だけの問題ではございません
なぜかというと、出題傾向に偏りがあり、単元によっても難易度が異なるからです
例えば同じ偏差値の中学でもA中学は速さの問題が偏差値50レベル、図形が偏差値60レベルとします
B中学は速さの問題も偏差値55レベル、図形の問題も偏差値55レベルだとします
しかしA中学もB中学も同じ偏差値55の中学ということがよくあります
この場合、偏差値55の生徒がB中学を受験すると、おそらく合格できます
しかし偏差値55の生徒がA中学を受験すると偏差値60レベルの図形の問題を正解できずに不合格ということがあります
どちらも偏差値55の中学でも、A中学は不合格、B中学は合格というのは中学受験ではよくあることです
しかし偏差値だけをみていると、どうして偏差値が足りていてA判定なのに不合格なのだろうと疑問に思います
そして多くの受験生が、受験って本番はどうなるかわからないもんだねということで、受験を終了していきます
この場合、B中学を受験する生徒は塾のカリキュラム通りにがんばればいいと思います
しかし志望校がA中学なら、偏差値60レベルの図形の問題を正解するために重点的に特訓するべきです
それがプロ家庭教師の指導です
このように最難関中学の多くは同じくらいの偏差値ではありますが、プロ家庭教師からしてみれば、志望校によって、するべきことが全く変わってきます
また塾のカリキュラムだけをこなして、偏差値上はA判定をもらって安心されている受験生に対して、何とも言えない感情を抱きます
そして、この重大な事実に多くの受験生が気付くのが入試直前だということに恐れを感じます
早い時期に過去問演習をすることは、この重要な事実に早い時期から気づけるという大きなメリットがあります
課題が見つかれば対策ができます
早ければ早いほどいいです
また時間は有限です
小6の塾のカリキュラムをすべて完ぺきにこなすのは時間的に不可能です
それであれば、志望校の入試問題を分析して、合格点を取るために必要な単元を知り、志望校合格のために、「図形と場合の数だけは難しい問題も取り組もう」と絞り込む戦略が必要になります
同じくらいの偏差値の受験生が最終的に同じ志望校を受験します
しかし能力は同じだとしても、どの単元をどの難易度まで勉強するかという受験勉強の時間配分によっては本番で大きく有利になります
志望校に絶対に出る単元ばかりを集中的に勉強してきた受験生と、志望校に出ない問題も含めてまんべんなく勉強してきた受験生
当然、志望校に絶対に出る単元ばかりを集中的に勉強してきた受験生が本番で勝つのではないのでしょうか?
そのような受験対策をしていくのがプロ家庭教師です